大熊 ねこ   OKUMA NEKO


Profile

兵庫県出身、京都市在住。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒。

大学在学中の1998年、劇団「遊劇体」に入団。2022年現在まで全ての本公演に出演している。現代劇から古典戯曲、コメディなど様々なジャンルの作品に取り組み、劇団活動以外にもコント・落語や朗読劇、即興演劇のライブ出演などにも活動の幅を広げる。
2007年、第9回関西現代演劇俳優賞女優賞受賞。

公演活動とともに俳優養成および青少年育成を目的とした演劇ワークショップ指導に携わり、2009年WSD大阪第一期生としてプログラムを修了。
2022年3月、一般財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー・マスターを取得。
関西を拠点に数多くの学校・児童館・青少年施設で演劇ワークショップを開催している。
武庫川女子大学・短期大学日文学科非常勤講師。



認定WSD資格 取得年度

2017年度


主な活動地域

京都・大阪・兵庫


私のワークショップを語る3つのキーワード

※ワークショップにおける自分自身の「特質」を踏まえたキーワード3つを説明しているものです。

1:演劇

さまざまな自己表現の手法の中でも「演劇」のアプローチでは、表現する伝え手に対して受け取り手としての他者が常に存在し、双方が影響を受けあって作品や空間が出来上がっていくことを実際に体感することができる。また、「演じる」ことは常に「身体」を通じて行われることであり、頭の中での決めつけや遠慮の気持ちを超えて、そこにある身体から生まれる表現をあるがまま認めることで、「身体から考える」という新たな自己検証や他者理解のきっかけ作りを可能にする。さらに演劇では、一つの作品に仕上げるなどの「目標点」を明確に設定することで、ワークの過程で自己と他者の関わりの中で起こる試行錯誤やチャレンジの数々も学びの重要なエッセンスとなり、その過程から生み出されたものがワークショップの成果となるため、最終的な気づきは自然とプロセスを重要視したものとなる。


2:つながる

ワークショップの中でコミュニケーション能力そのものを問うたり、コミュニケーションが「うまくなる」ということを目指すのではなく、自身が常に人との関わりの中で存在しているという現実をまず見つめることを大切にしたい。他者との時間を構築する際に、相手によって自分を変えてしまうことなく、ありのままの自分を大切にしながら他者と関わるには、相手とまず「つながる」という意識から始めたい。「つながり方」に正解はない。参加者それぞれがさまざまなプロセスやきっかけを踏まえて見つけていけるよう、ファシリテーターとしては多種多様な「つながる瞬間」を生み出すことのできるワークの流れや、場づくりを重視している。


3:今のこの瞬間

演劇は「台本」や「練習」など反復される作業がイメージとしてあるが、その実はライブであるがゆえに、常に「今」という新しい瞬間に表現を生み出していくものである。あらかじめ頭の中で用意していた考えや固定概念に捉われることなく、常に目の前にある新しい瞬間の状況や他者の存在を受け止め、それに影響されながら次の発信を選んでいくということは、日常生活で無意識に行なっていることにもつながり、自分への気づきをより深いものにしてくれる。その時、その相手に応じて発信されることが変わるため、どうしても起こってしまうミスも参加者の素の姿を引き出したり、場の雰囲気を変える良い機会になり、「失敗する=良くないこと」というイメージをポジティブに覆すことで、よりありのままで表現しやすい場をつくることができる。また、本当に他者と向き合おうとする時、頭の中で想定している何かに向かうのではなく、その瞬間瞬間に相手から感じられる些細な変化に注目できる身体であることは、ファシリテーターとしても重要なことである。


ワークショップ実績

2006年~2012年 演劇ビギナーズユニット(主催:京都市東山青少年活動センター)演出補・演技指導講師
2007年~2010年 劇研ジュニア劇団(主催:NPO劇研)ナビゲーター
2007年~現在   鑑賞+体験型演劇「かむじゆうのぼうけん」出演・ナビゲーター
2014年~現在   演劇ビギナーズユニットプロデューサー・講師
2015年~2018年 「ワタシ+1 からだと声のリフレッシュワーク」(主催:京都市東山青少年活動センター)ナビゲーター
2017年~2019年 おさんぽアミティ おやこであそぼう!PLAYin西宮(主催:公益財団法人西宮市文化振興財団)ナビゲーター
2017年~2021年 つながる演劇プロジェクト(主催:合同会社stamp)講師
2019年~現在   インプロ(即興演劇)ワークショップ講師



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